最終更新日【2011年6月28日】

 【 新潟大学 アメリカの政治 】 


  【 新潟大学 法学部 「アメリカの政治」 】



【情報カードへの返事】
集中講義で出席カードに書いてもらったアンケートなどで、講義では言及できなかったことなどについで、講義で扱った内容の内外問わず、講師への質問がありました。2-3月中にもし時間が取れましたら、返事を掲載いたします。


【大学での文章記述に関して】
科学技術振興機構のWEBサイトに、学術論文を書く上での参考となる『参考文献の役割と書き方』が掲載されています。これから卒論やレポートだけでなく、文章課題、レジュメを書く上で参考になりますので、一度目を通しておいてください。PDFで読めます。

http://sist-jst.jp/pdf/SIST_booklet2009.pdf



【全ての講義を終了しました】
2010年度集中講義及び採点作業を全て終了しました。成績評定、講義のポートフォリオも作成しました。ポートフォリオは、法学部の事務室あるいは自習室などで読めるようになっているとのことです。また、3月31日まで、このWEBサイトでも掲載します。パスワードがついています。パスワードは、授業中に教えてもらった、大学そばのトンカツ屋さんの名前をアルファベット小文字で6文字で入れてください。[公開を終了しました]

講義ポートフィリオ




【授業中に紹介した本】

講義中に紹介した、または活用した本のリストです(テキストはこのページの下部に載っています)。表紙がわかるようにアマゾンのアフィリエイトを使っていますが、興味のある方は図書館で利用するか、1割引などがあるので大学提携図の書店で購入してください

       

●講義では英語版のバージョン2を利用しました。日本語訳は原書初版のモノです。
 追記:バージョン2の日本語訳も出版されたようです。リンクも差し替えました。
     


    【── クラスについて ──】    


担当者 金澤宏明(KANAZAWA Hiroaki)
授業名 アメリカの政治(夏期集中講座)


【クラスについて】

●テキストなど
 シラバス
シラバス
PDFで上記でも参照できますが、基本的には配布された学部シラバスを参照してください。
 テキスト
教科書は、特に指定しません。

授業で使うテキストや地図、図表などは適宜講師が用意し、配布します。

関心のある人は参考文献をお読みください。

●評価
 講義の評価法について。
成績は毎回提出してもらう情報カード、授業への積極的な参加、評価試験等から総合的に評価します。カードの提出など平常点60%、評価試験40%を予定しています。ただし、出席率が7 割に満たない者については評価対象としません。出席率がぎりぎりになる学生は必ず授業担当者と相談してください。
 評定試験について
本授業では評定試験を最後の授業で課す予定です。詳細については授業の中で順次説明します。


●求められること
 講義のねらい
アメリカの政治主体における、市民権の定義(白人性、人種、ジェンダーなど)や、空間的な政治意識(地域的対立と膨張)を理解する。加えて、アメリカの共和主義の伝統や自由、あるいは「丘の上の町」といった例外主義など、アメリカの政治文化を学び、歴史、文化、政治学、国際政治など関係テーマに連なる知識を習得する。
 学習の到達目標点
政治、歴史、文化面で「アメリカ」の普遍性と独自性、及び他国・他地域とアメリカの関連性を説明できる。


●連絡事項
 提出物について
今後の更新をお待ちください。
 課題について
今後の更新をお待ちください。


●担当講師が期待すること
 (1)すでに確定した政治、法律だけに注視しない。
 高校までの勉強とは異なり、大学では、ある事実が「どのように」「いつ」「なぜ」成立したのかを、丁寧に検証する姿勢が求められます。単に現在において事実であると確定されていることを知ってそれでお終いという勉強に終始するのではなく、そういう事実ができた背景を知り、その選択がなされた脈絡を理解するような姿勢を盛っていって欲しいと思います。

 定期試験では、世界史の教科書や、用語集を持ち込んでも、またレジュメをそのまま列記しても、回答できない問題──事実の列記だけでは回答できない問題──を提示しました。事前に公表したにもかかわらず、回答には問題の意図を読み取れていないものが多かったです。分析の視点を盛り込んでいくことに意識を向けていって欲しいです。
 (2)インプットだけの勉強ではできないことがある。
 今回の講義では、アウトプットの作業を、出席カードやピア・レビュー、ディスカッションを通して沢山行いました。アウトプットの作業は、それぞれの学生の持つ、「どのように」「いつ」「なぜ」を明確にするためのひとつの授業戦略でした。インプットだけでは太刀打ちできない「知」というものがあるということを受講生には知ってもらいたいです。

 ひとつの事実を脈絡付けることは簡単ではありません。でも、「自然権」があり、アメリカの自由や民主主義にはその「自然権」を採用した(の影響がある)と書くのではなく、なぜアメリカがその自然権の考え方を採用したのかを機能的に説明できるようになってください。


【一言】

●「アメリカの政治」の講義ですが、単に事実の羅列ではなく、批判的に検討しながら、アメリカの政治、文化、社会を学んでいきます。情報を受け取るだけではなく、常に「考える」ようにしましょう。政治学ばかりでなく、歴史、文化、社会、法制度など他の科目の学習にも繋がる内容です。なお、授業では社会人になったときに有効となる、勉強法や訓練法を多く取り入れます。

●短期集中講座であるため、情報が過多にならないように配慮します。その代わり、ディスカッションテーマなど単に受け身とならない課題も授業中に課します。この講義では、英語の文章やビデオを使用します。このため、英語の学習者を歓迎します。ただし、難しいものは扱いませんので、挑戦するつもりで参加してみてください。
                                <2010/04/02>



 【── 参考文献 ──】 


▼参考書
・紀平英作、亀井俊介『アメリカ合衆国の膨張』世界の歴史23(中央公論新社、2008年;中公文庫S 22-23)
・野村達朗『アメリカ合衆国の歴史』(ミネルヴァ書房、1998年)
・吉原欽一『アメリカ人の政治』(PHP新書、2008年)

   

※日本語で読めるアメリカの政治学の本は高価なものが多いので、無理に購入せず、図書館などで検索して読んでみてください。アメリカ史、国際政治学など、近隣分野のものも併せて読むことをお勧めします



▲▲     【── コンテンツ・エンド ──】            



  【 メモ 】


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