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高校までの勉強とは異なり、大学では、ある事実が「どのように」「いつ」「なぜ」成立したのかを、丁寧に検証する姿勢が求められます。単に現在において事実であると確定されていることを知ってそれでお終いという勉強に終始するのではなく、そういう事実ができた背景を知り、その選択がなされた脈絡を理解するような姿勢を盛っていって欲しいと思います。
定期試験では、世界史の教科書や、用語集を持ち込んでも、またレジュメをそのまま列記しても、回答できない問題──事実の列記だけでは回答できない問題──を提示しました。事前に公表したにもかかわらず、回答には問題の意図を読み取れていないものが多かったです。分析の視点を盛り込んでいくことに意識を向けていって欲しいです。
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